NAPA リリース 2021.1
新しいNAPAリリースが公開されました。
2021年最初のNAPAリリースを公開いたしました。2021年には少なくとも2つのリリースをお届けする予定ですが、最初のリリースでは、NAPA製品全体のユーザー体験向上に寄与するライセンス技術の刷新に焦点を当てています。次回リリースは、機能開発に焦点を当て、2021年末に発表する予定です。
ソフトウェアの変更点は、インストーラーと一緒に配布されるNAPAリリースノート2021.1文書に記載されています。
新しいライセンス技術
全てのNAPA製品のライセンス技術を刷新しました。このライセンスは、WIBU Systems社のCodeMeter技術に基づいています。この技術は、すでにNAPA Drafting、AutoCAD用NAPA Draftingプラグイン、損傷時復原性計算用NAPA並列計算機能に採用されていました。
この新しいライセンス技術を適用することで、より柔軟な運用や管理が可能となり、お客様のNAPA使用体験の向上に役立ちます。
クライアントPCのライセンス管理が容易に
ライセンスの有効化や管理をお客様側で自在に制御
ネットワークインストールによる動作速度の向上*
ライセンス使用状況のモニタリングがより分かり易く
オフライン環境でのライセンス有効化も可能
NAPA ServerDB機能により、マルチユーザー環境でも快適にデータベースを共有使用
フローティングライセンスを一時的に切り離してオフライン使用することも可能
今すぐライセンスをアップグレード!
* 動作速度向上の程度は、ネットワーク品質やインストール環境に依存します。
ライセンスの配布と有効化
ライセンスは、NAPAカスタマーサービスがチケットIDのかたちでお届けします。ライセンスは、サーバー上(ネットワークインストール)またはローカルPC上(スタンドアロンインストール)で、チケットIDを用いて有効化されます。有効化には、NAPAライセンスWebサイトへのネットワーク接続が必要です。しかし、オフライン状態のPCでライセンスを取得する方法もあります。その場合は、ネットワークに接続された別のコンピュータで事前に有効化を行い、たとえばメモリスティックを使用してそのライセンスを別のオフライン環境のPCに移すことができます。
有効化を行った後、ライセンスは、ローカルPC上(スタンドアロンの場合)、もしくはクライアントPCとライセンス制御を行うサーバー間の内部ネットワーク上(フローティングの場合)で動作します。
新ライセンスの後方互換性
ユーザーの皆様の業務の性質上、古いリリース版でプロジェクト船のデータを使用しなければならない場合が多々あることを理解しています。そこで、新しいライセンスへスムーズに移行いただけるよう、2021年後半にいくつかの旧NAPAバージョン(2015.4まで)にパッチを当て、新しいライセンスにも対応させる予定です。
NAPAマニュアルのインストール手順では、新しいライセンス技術のより詳細な情報と手順を記載しています。また、NAPAnet内のKnowledge baseでは、新しいライセンスを設定するための基本的な作業手順を解説した動画を提供しています。
NAPA 2021.1におけるその他の機能改善
NAPA Server DB機能が新バージョンにアップグレードされました。これに伴い、NAPA、NAPA Designer、NAPA Draftingを新バージョンのNAPA ServerDBに対応するよう更新いたしました。なお、旧バージョンのNAPA ServerDBでも各ソフトウェアは動作します。しかし、なるべく早く新バージョンに更新することをお勧めします。新バージョンのNAPA ServerDBは、NAPAnetで公開しています。
NAPA Draftingでは、アノテーションや詳細表示に関する機能改善を行いました。
また従来同様に、本リリースにはいくつかのエラー修正や改善も含まれています。詳細は、NAPAリリースノート2021.1文書をご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
Ps. 新しいインストーラーと関連資料は、NAPAnetからダウンロードいただけます。(関連資料は日本語版もございます。)