NAPA LogbookがMARPOL電子記録保存のDNV型式承認を取得
世界有数の電子航海日誌の承認により、時間短縮と洞察力が加速され、船主様はじめ、業界全体でより多くのデータ収集、品質管理、より良い記録が可能となります。
フィンランド・ヘルシンキ – 2022年1月14日 – 海運ソフトウェア、サービス、データ分析のリーディングカンパニーであるNAPAは、NAPA LogbookのMARPOL電子記録保存について、大手船級協会DNVから型式承認認証を取得したことを発表しました。この承認はMARPOL Annex I, II, V, VIおよびNOxテクニカルコードの実施に伴うもので、海運業界による従来のハードコピー記録簿から電子記録簿への移行を支援するものです。NAPA Logbookは、すべての紙のログブックに取って代わることができ、MARPOLおよびNOxテクニカルコードの改正で定められたデータ要件に適合しています。
電子航海日誌は旗国の承認が必要であり、注目すべき検証を必要とするため、DNVの承認は承認プロセスの合理化、迅速化につながるという点で意義があります。また、この承認プロセスにより、オーナーやオペレーターにとってNAPA Logbookへのアクセス性が向上し、より効率的で近代的な運航を可能にするために必要な時間短縮、データ検証、データ共有の利点を確保することが可能になります。
例えば、NAPA Logbookに切り替えることで、オーナーやオペレーターは紙の記録管理に関連する管理負担を軽減し、乗務員の管理時間を大幅に削減することができます。NAPA Logbookは、重複した報告に関する課題を解決し、自動データ収集によるミスの減少を達成することで、すべての記録データの厳密なバックアップシステムを提供します。
NAPA Logbookは、電子航海日誌の世界的リーディングカンパニーとして、10年以上にわたって船舶に搭載され続けています。現在、NAPA Logbookは8,000人以上のユーザーを持ち、主要20カ国以上の旗国から承認されています。
NAPAのSafety Solutions部門シニアプロダクトマネージャーであるJussi Siltanenは、次のように述べています。
「NAPA LogbookがDNVの型式承認を取得したことを誇りに思います。世界中の船主やオペレーターが当社のソフトウェアにアクセスできるようになることで、海運のデジタル変革をより効果的にサポートできるようになります。紙ではなく電子ログブックを使用することのメリットは、業界、オーナーやオペレーター、乗組員にとって否定できないものであり、当社の主要なログブックが承認されたことで、その移行を推進することができます。」
DNVのブリッジ&コントロールシステム部門の責任者であるJan Tore Grimsrudは、次のように述べています。
「我々は海運の電子記録への移行を全面的に支持しており、NAPA Logbookの承認を発表できることを嬉しく思っています。紙から電子への移行によって得られるデータの洞察力と時間的メリットは、海運業界のプロセスを合理化し、より高い品質管理を実現するための基礎となります。これはDNVの一般的なデジタル化の取り組みに沿ったものであり、NAPA Logbookは厳しい試験に耐え、電子記録簿の業界におけるベンチマークとなると言えます。」
NAPAについて
船舶の設計と運航の両分野において、30年の経験と実績を持つITソフトウェアプロバイダー。本社はフィンランドにあり、ヨーロッパ・アジア・アメリカに拠点をもつグローバル企業で、社員数は約190名。NAPAのソフトウェアは現在、全世界で420以上の機関に採用、3,000隻以上の船に搭載されており、海事産業におけるソフトウェア、サービス、データ解析のグローバルリーダーへと成長を続けています。
同社グループの詳細につきましては、同社ウェブサイトを参照願います。
https://www.napa.fi/ja
DNVについて
DNVは、世界をリードする船級協会であり、海事産業のアドバイザーとして知られています。DNVは、世界の海運業界の安全性、品質、エネルギー効率、環境性能を、あらゆる種類の船舶やオフショア構造物にわたって向上させています。また、研究開発にも積極的に投資し、戦略上、運航上、規制上の課題に対処するための解決策を業界とともに見いだしています。
詳細については、ウェブサイトを参照願います。
https://www.dnv.com/maritime
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