フルノPlanning StationにNAPAのVoyage Optimizationを導入
運航パフォーマンスの最適化で、燃料費およびCO2の削減と安全・効率航行に貢献
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 古野電気)は、古野電気が開発中のPlanning Station(プランニングステーション)「型式:PS-100」に、NAPA Ltd. (本社:フィンランド・ヘルシンキ、Mikko Kuosa 社長、以下 NAPA)が開発したVoyage Optimization(運航パフォーマンス最適化)を導入決定いたしました。
古野電気とNAPAは2016年9月に、船舶運航のデジタル化支援に関する協業の合意を締結しております。2021年5月には、NAPAが開発した運航パフォーマンス最適化を実現するソリューション「Voyage Optimization」を古野電気商船向け商品やサービスに導入・展開していくことで合意しており、Planning Station「型式:PS-100」はその最初の商品となります。
古野電気のPlanning Station「型式:PS-100」は、古野電気が推進している舶用デジタライゼーションの一環として開発中のシステムです。従来は紙海図を用いて行われていた航海計画、監視、ブリーフィング等の作業をタッチパネルディスプレイに表示した電子海図上で行うことにより、運航業務の効率化、安全性の向上、船員の業務生産性向上を実現します。本システムは、自船の航法データ、レーダーエコー、TTターゲット情報、AISターゲット情報、気象情報、ルート、ユーザーチャートなど、航海計画から監視・管理まで必要な情報を集約して表示することができます。さらに将来的には、インターネットを通じて陸上から管理船情報を取得して監視・表示する機能の開発を予定しており、これにより船陸間で船舶管理業務の最適化にも貢献します。
本システムにNAPA Voyage Optimizationを導入することで、あらゆる航海計画の作成、編集に際し、最適な航路選定や船速配分が行え、燃料費・CO2の削減や安全で効率的な航行を可能にします。なお、NAPA Voyage Optimizationは別途古野電気と顧客間の契約を必要とするオプション機能となる予定です。
古野電気が提供するナビゲーション機器・サービスと、NAPAが提供する運航パフォーマンス最適化ソリューションの融合によって、海運会社・船舶管理会社・船舶保有会社による船舶運航の効率化、燃料費・CO2の削減、船員の業務生産性向上、そして陸上における船舶管理業務の最適化に貢献いたします。
NAPA Voyage Optimization
NAPA独自開発の本船固有のパフォーマンスモデルを用いて、航海計画(航路、船速配分)を最適化し、運航の安全性向上と燃料消費量およびGHG削減を支援するソリューション。
詳細はこちら
https://www.napa.fi/software-and-services/ship-operations/napa-fleet-intelligence/voyage-optimization/
NAPAについて
船舶の設計と運航の両分野において、安全性・効率性・生産性を向上させるためのデータ主導のソリューションを提供する、30年の経験と実績を持つITソフトウェアプロバイダー。本社はフィンランドにあり、ヨーロッパ・アジア・アメリカに拠点をもつグローバル企業で、約190名が働いています。NAPAのソフトウェアは現在、全世界で420以上の機関に採用、3,000隻以上の船に搭載されており、海事産業におけるソフトウェア、サービス、データ解析のグローバルリーダーへと成長を続けています。
同社グループの詳細につきましては、同社ウェブサイトを参照願います。
https://www.napa.fi/ja
関連リンク
2021年05月27日発表:古野電気は、NAPAのVoyage Optimization導入で合意 https://www.napa.fi/ja/news/furuno-napa-voyage-optimization/
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