NAPAとPROSTEP社、Meyer Turku造船向けの第1回共同プロジェクトを無事完了
ダルムシュタット / ヘルシンキ, 2019年3月26日 製品ライフサイクル管理(PLM)のコンサルティングおよびソリューション企業であるPROSTEP社と、海事ソフトウェア、サービス、データ解析のリーディングカンパニーである弊社のパートナーシップにより、世界有数の造船会社であるMeyer Turku社の船舶設計ソリューション開発プロジェクトが無事完了しました。 設計プロセスを通じて複数の関係者を取りまとめる”インテグレーター”として造船所が機能するケースが増えています。この役割を果たすためには、プロジェクトの開始から完了までを成功に導くための効率的で効果的なソフトウェアが必要となります。 弊社とPROSTEP社はそれぞれの専門知識を持ち寄り、世界で最も強力な3次元船舶設計ソフトウェアであるNAPAとMeyer Turku造船のCADと完全連携できるインターフェース機能を開発しました。これはMeyer Turku造船における船舶建造に関わる意思決定をより効果的にします。 この成功の結果、弊社とPROSTEP社は、PLMソフトウェアとCAEインターフェースの開発、およびPLMコンサルティングの分野で、より緊密に協力していくための正式な協力協定を締結しました。これらの分野における両社の強みを掛け合わせることにより、弊社とPROSTEP社は業務効率を向上させ、顧客満足度の向上を目指します。 PROSTEP ハンブルク支社のアカウントマネージャーである造船担当のMatthias Grau氏は、「NAPA社は、造船・海運業界を専門とするソフトウェアのリーディングカンパニーの1つです。NAPA社との協力により、私達はITシステムインテグレーターとして、この重要な業界での市場地位を強化を目指します。船舶開発プロセスをつなぐデジタルスレッド(デジタルの糸)の役割を担い、NAPAと下流の詳細設計CADシステムとの間の重大なギャップを埋めています。」とコメントしています。 Meyer Turku造船は、クルーズ船、貨客フェリー、特殊船の建造を専門としています。1737年以来、同造船所は世界中の顧客向けに1,300隻以上の新造船を手掛けました。その効率的な設計と建造には、多くの商業パートナーやソフトウェアプロバイダーとの円滑な相互連携が必要とされています。 Meyer Turku社の船体基本設計マネージャーであるAri Niemelä氏は、「Meyer Turku社は、船体性能の最先端を行く革新的でオーダーメイドの船を設計・建造することで知られています。NAPAは我社の設計用の”道具箱”の一部として日々使用されています。NAPAとPROSTEP社が共同開発したCADソリューションにより、弊社は設計と建造プロセスを通じて目覚ましい効率化と時間短縮を実現することができました。」とコメントしています。 NAPA 設計ソリューション事業部 開発担当ディレクターのTapio Hulkkonenは、「PROSTEP社との協業契約のおかげで、世界中のお客様に市場随一のPLMノウハウの恩恵を提供し、設計プロセス改善をもたらすことができます。弊社はPROSTEP社と協力し、お客様の利益と収益性のさらなる向上に貢献できることを楽しみにしています。」とコメントしています。 *** PROSTEP社について PROSTEP社は、PLM分野での20年以上の経験と実績があります。当社は、ドイツの自動車および電気業界の大手企業によって1993年に設立されました。今日、これらの企業は、PROSTEP ivip Association社とPROSTEP AG社の経営陣とともに、PROSTEPグループの株主となっています。PROSTEP社はダルムシュタットに本社を置き、ドイツ国内に7つの支店を構えています。また、米国ミシガン州バーミンガムに本部を置く子会社PROSTEP Inc.社を通じ、米国市場でも積極的に活動しています。 NAPAについて NAPAは30年間の経験と実績から、海事産業のためのソフトウェア、サービス、データ分析のグローバルリーダーとして成長してきました。船舶設計と運航支援の両方において、安全性、効率性、生産性を向上させる業界最高水準のデータ主導型ソリューションを提供しています。 NAPAはグローバルに事業を展開しています。ヘルシンキに本社を置き、アジア、ヨーロッパ、アメリカの10か国にオフィスを構えています。現在までに、NAPAの船舶設計ソリューションには、420のユーザー組織と、2,500以上の船舶への導入実績があります。詳細は、www.napa.fi をご覧ください。 お問い合わせ: NAPA Japan株式会社 T: 078 325 2160 E: japan@napa.fi PROSTEP Joachim Christ T : +49 6151 9287-0 E : […]
Read Article3月 26, 2019
商船三井、定期用船契約のばら積み貨物船80隻にNAPAのパフォーマンスモニタリング&解析ソリューションを採用
フィンランド・ヘルシンキ、日本・東京 – 2018年10月24日 – 船舶用ソフトウェア・サービス、解析プロバイダ大手のNAPAは、NAPA Fleet Intelligenceを用いて定期用船契約ばら積み貨物船80隻のパフォーマンス解析・レポーティングを提供する契約を株式会社商船三井と締結したことを発表しました。 NAPA Fleet Intelligenceは、NAPAの造船工学知識と独自のデータモデリング技術にオープンソースデータと商船三井が保有するレポートを組み合わせることで、船内設置機器ゼロで業界最先端の解析と実用性のあるデータを提供します。NAPA Fleet Intelligenceを活用することで、商船三井はフリート全体の船舶パフォーマンス分析、航海別のパフォーマンスレポート、完全クラウドベースの航海プランニングを受けることができます。これにより個々の商船のパフォーマンスをよりよく理解してフリート全体のプランニングを行うことができ、より精度の高い燃料消費を予測し到着時期、航行期間をより明確に示すことで商船三井の事業効率強化が可能となります。 NAPAの航海レポーティングソフトウェアは、航海日誌データと遠隔解析を用いて正確に燃料使用状況を分類(平穏海象時の燃料消費など)することができる初のソフトウェアです。また、燃料消費量の増加原因(環境要因、船体汚損など)を識別することも可能です。航海日誌はさらにAISなどの遠隔感知データ、チャートデータ、環境データと連携され、NAPAの専門技術者が開発したアルゴリズムと流体力学計算により各船舶タイプの船舶パフォーマンスモデルに基づいて処理されます。 商船三井の常務執行役員・田中利明氏は次のように述べています。「商船三井は常に、天然資源輸送の安全性・信頼性において世界をリードすることを目指しています。従って、当社ではそのために大きな効果のあるテクノロジーを積極的に取り入れています。NAPA Fleet Intelligenceは、これまででは不可能だった詳細度(オーナーがすでにパフォーマンスモニタリングを導入していない限り)で定期用船フリートの技術的・商業的パフォーマンスを正確に評価するために私たちが求めていたツールでした。また、ドライバルクの定期用船フリート全体について完全に一貫したパフォーマンスレポートを得ることもできます。今後も、NAPAがこのツールをさらに洗練させてベストな結果を提供してくれることを期待しています。」 NAPA Shipping Solutions副社長の水谷直樹は次のようにコメントしています。「ばら積み貨物船市場は非常にチャレンジングな環境にあります。現在の貨物運賃に加え、厳しさを増す規制による負荷などの要因から、オーナーや用船主はあらゆる機を捉えて優位性を獲得しなければなりません。NAPA Fleet Intelligenceソリューションならば、用船主はひとつのプラットフォーム上でフリート、燃料使用状況、考えられる航路と各航路の収益性をスムーズに評価することができ、センサー設置などの追加費用もかかりません。加えて、定期用船フリート全体のデータにもすぐにアクセスすることができ、定期用船契約の開始・終了とともに船舶の出し入れが可能となります。」 NAPA Fleet Intelligenceにより可能となるデータドリブンな事業意思決定の効果は、かつてないほど業界全体に及びます。また、船舶に設置されたシステムにかかわらずすべての船舶に等しく適用できることから、NAPA Fleet Intelligenceはより一貫したアプローチで定期用船フリートの運用効率、費用対効果を高めることができます。NAPAが提供するパフォーマンスモニタリング製品は包括的で多岐に渡ります。Fleet Intelligenceモデルは船への機器設置が不要で、利用可能なデータソースをフレキシブルに活用することが可能です。また、より高度な船上ClassNK-NAPA GREENパフォーマンスモニタリング&最適化ソリューションならば、船舶のオーナー、運行者、用船主の予算に合わせて新次元のエコとビジネスインサイトを提供します。 NAPA Fleet IntelligenceのレポートをNAPAの船上船舶パフォーマンスモニタリングシステムで収集した実際の船舶パフォーマンスデータと照合したところ、その精度は平均約95%でした。この100%クラウドベースのソリューションを早期導入することとなる商船三井は、同ソリューションのさらなる発展にも寄与することとなります。 商船三井について 商船三井グループは創業から130年以上を経て、多様な事業ポートフォリオを持つ世界トップレベルの総合海運企業に成長してきました。 世界最大の商船フリートのひとつを擁する商船三井グループの事業はまさにボーダーレスであり、そのオペレーションは130年以上の歴史を通して培われた専門性と技術力に裏打ちされています。https://www.mol.co.jp/en/index.html NAPAについて 創業約30年のNAPAは海運業におけるソフトウェア、サービス、データ分析のグローバルリーダーとして、船舶設計・運航の安全性、効率性、生産性を高めるデータソリューションを提供しています。 ヘルシンキの本社を中心としてアジア、ヨーロッパ、アメリカに11の拠点を有しています。現在、400のユーザー企業がNAPAの設計ソリューションを活用しており、世界各地を航行する船舶に2,500のNAPA製品が設置されています。詳細は www.napa.fi をご覧ください *** NAPAプレスリリース (英語)
Read Article10月 23, 2018
【大宇造船海洋様】 設計プロセスに変革をもたらすソリューションとしてNAPA Steelを採用
Helsinki, Finland/Geoje, Korea – 6 February 2018 海事ソフトウェア、サービス、データ分析のリーディングカンパニーであるNAPAは、世界有数の造船所である大宇造船海洋(DSME)社が、設計プロセスの合理化と21世紀の船舶設計者のニーズを満たすために、3DモデルベースのソフトウェアであるNAPA Steelを採用したと発表しました。 日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。
Read Article2月 6, 2018