NAPA Logbook が リベリアより旗国承認を取得
世界第2位の旗国による承認は、より多くの船主の電子航海日誌への移行を加速させ、作業時間の節約と、より豊富なデータ収集を可能にします。 フィンランド・ヘルシンキ– 2022年4月27日: 海事ソフトウェア、サービス、データ分析のリーディングプロバイダーであるNAPAは NAPA Logbook が リベリア旗国 からMARPOL およびSOLAS 関連の電子Logbookが承認されたことを発表しました。 これにより、紙の航海日誌から電子へのNAPA Logbookへの置き換えを希望する船舶の承認がより容易になり、電子記録の普及に向けた道筋が整いました。リベリア旗国は世界で2番目に大きな旗国となり、約4,300隻以上の船舶があり、世界の外航船隊の約12%を占めています。 船主や運航会社にとって、記録やそれに伴う各種レポートの電子化がより身近なものとなり、管理負担の軽減、作業時間の短縮、入力エラー等のリスク予防や運航の可視化などが可能になります。例えば、NAPA LogbookはMARPOLおよびNOxテクニカルコードの改正で定められたデータ要件を満たし、すべての記録データの厳密なバックアップシステムを提供しています。 NAPA Logbookは、世界をリードする電子航海日誌として、10年以上にわたって船舶に搭載され、現在約8,000人以上のユーザーがおり、世界の主要な旗国から承認されている電子航海日誌です。 NAPAのSafety Solutions部門シニアプロダクトマネージャーであるJussi Siltanenは次のように述べています。「紙媒体の航海日誌を最新の電子航海日誌に置き換えることは、船員にとって大きなメリットであるだけでなく、意思決定者にとっても運航状況をより良く把握できるようになり、よりスマートに運航上の意思決定を支援することができます。また、電子航海日誌はデジタル化の第一歩であり、従来は紙で管理されていた重要な情報をモニタリングや最適化のために活用することができます。NAPA は世界をリードする電子ログブックを使って、この移行を推進できることを誇りに思います。 リベリア旗国はMARPOLログブックに加え、Navigation and Engine Room Logbooks、Ballast Water Record Book、GMDSS Radio Log、Record Book of Engine Parameters、Medical and Compass Observation Logなど、あらゆるログブックの機能でNAPA Logbookの使用を承認しています。これは、NAPA Logbookで作られる同レポートについて、リベリア旗国が徹底的な検査行い、それをクリアしたことを示しています。 ***** NAPAについて 船舶の設計と運航の両分野において、30年の経験と実績を持つITソフトウェアプロバイダー。本社はフィンランドにあり、ヨーロッパ・アジア・アメリカに拠点をもつグローバル企業で、社員数は約190名。NAPAのソフトウェアは現在、全世界で420以上の機関に採用、3,000隻以上の船に搭載されており、海事産業におけるソフトウェア、サービス、データ解析のグローバルリーダーへと成長を続けています。 同社グループの詳細につきましては、同社ウェブサイトを参照願います。 https://www.napa.fi/ja 本件に関するお問い合わせ先:
Read Article4月 27, 2022
IoS-OPにおける新しい接続確認サービスにおいて、NAPA Fleet Intelligenceでの接続試験を実施
NAPA Fleet Intelligenceは、株式会社シップデータセンター(ShipDC)のInternet of Ships Open Platform(IoS-OP)上の船内データサーバーやアプリケーションを対象とした、新しい接続確認サービスにおいて、ソリューションプロバイダー(SP)の1社として接続確認が実施されました。 IoS-OPは、船舶の運航に関するデータを船内のデータ収集装置から陸上のデータセンターへの送信を可能にします。本サービスにより、船社がアプリケーションの選定をする際、船舶に設置された船内データサーバーに対応するアプリケーションの組み合わせを判別できるようになります。 *株式会社シップデータセンターから転載の許可を得ています。 ShipDCプレスリリース 株式会社シップデータセンター URL:https://www.shipdatacenter.com/ 本件に関するお問い合わせ先:
Read Article4月 15, 2022
SEA JAPAN 2022出展のお知らせ
2022年4月20日、21日、22日の3日間、東京ビッグサイトにて開催されます海事展SEAJAPAN2022に出展いたします。展示会では、本船上への機器設置なしで船舶運航支援情報を提供するNAPA Fleet Intelligenceや電子ログブックをはじめとした弊社製品のご紹介をさせていただきます。21日には、下記の通り出展者プレゼンテーションを行いますので、ぜひお立ち寄りください。 皆様のご来場を社員一同、心よりお待ち申し上げます。 展示会名:SEA JAPAN 2022 日時:2022年4月20日(水)~22日(金) 会場:東京ビッグサイト 東5・6ホール https://www.bigsight.jp/visitor/access/ 出展小間:6C-12 ClassNK社のブース一部での共同出展となります 入場方法:入場には招待券またはサイト(https://www.seajapan.ne.jp/)からの来場事前登録が必要です SEA JAPAN 2022 出展社プレゼンテーション セミナータイトル:【脱炭素化 】 EEXI/CII 規制による現フリートへの影響分析と今後のGHG削減への対応について ~ NAPA Fleet Intelligence 日時:4月21日(木)12:00~12:30 会場:A会場(東5ー商談室(3))
Read Article4月 13, 2022
NAPA、ClassNK、丸紅が航海最適化ソリューションを 活用した燃料消費量及びCO2排出量削減の共同研究を実施
NAPA Ltd.(以下、「NAPA」)、一般財団法人日本海事協会(以下、「ClassNK」)は、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)と共に、航海最適化ソリューションを活用した燃料消費量及びCO2排出量削減の評価に関わる共同研究を実施します。 本共同研究では、NAPAが提供するFleet Intelligenceの船舶実海域性能モデルを利用した高精度の航海シミュレーション機能により、丸紅の船隊を対象として、EEXI規制対応の影響を燃料消費量、CO2排出量、輸送能力の観点から評価します。また、過去の航海データから船舶のCII格付けを算出、実船を用いた航海最適化の実証実験により、航海最適化アプローチによる改善効果を推定します。ClassNKは分析・検証に関わる知見を提供、丸紅は実証実験を行う船舶の提供、運用面の評価・助言を提供します。 本共同研究を通じ、航海最適化アプローチによる燃料消費量及びCO2排出量削減効果を検証することで、海運業界の脱炭素・低炭素への寄与を目指します。 以上 参考画像: NAPA Fleet Intelligenceの航海最適化のスクリーンショット 本件に関するお問い合わせ先:
Read Article4月 11, 2022
Norsepower社とNAPA、航海最適化により風力推進効果を最大化するために提携
クリーンテクノロジーと海事ソフトウェアの分野におけるリーディングカンパニーである両社が航海最適化ツールを用いて、風力アシスト船の航海計画を支援し、燃料節約と排出ガス削減を促進するという新しい協定を締結しました。 フィンランド、ヘルシンキ – 2022年4月4日 – 風力推進システムの世界的なリーディングプロバイダーであるNorsepower Oy Ltd.(以下、Norsepower社)は海事ソフトウェア、サービス、データ分析のエキスパートであるNAPAと同社の風力を活用した推進補助システム(以下、ローターセイル※1)とNAPA Voyage Optimization※2を組み合わせて発売することで正式契約を締結しました。 これにより、今後Norsepower社が販売するローターセイルには、オプションとしてNAPA Voyage Optimizationソフトウェアを選択することが可能になりました。本システムは新造船だけでなく既存船にも導入可能で、燃料節減と排出ガス削減に貢献します。また、航路最適化とローターセイルの組み合わせは、2つの技術のどちらか一方だけと比較して、運航性能向上の大きな可能性をもたらします。このソフトウェアは、航海中の海気象条件や個船の実海域性能、運航要件を考慮し、省エネ効果を最大化するための最適な航海計画を決定します。 Norsepower社のローターセイルは、マグナス効果※3を利用して風力を利用し、推力を発生させる回転円筒「フレッツナーローター」を現代風にアレンジしたもので、燃料消費と排出ガスを平均10~25%削減することができます。このソリューションは、これまでに6隻に搭載され、道路、海上、鉄道の物流専門会社であるCLdN社より追加発注も決定しています。 NAPA Voyage Optimizationにより、船長や船舶管理者は天候の状況に応じて、燃料消費量と排出ガスを最小限に抑える航路を選択することができます。重要なのは、提案される航路が、異なる条件下での性能を評価・予測する船舶固有のデジタルモデルを用いて、各船の設計や特性に合わせて設定されることです。これにより、Norsepower社のローターセイルが船舶の性能モデルに考慮され、最適な航路が提供されることになります。 Norsepower社のCEOであるTuomas Riski氏は、このパートナーシップについて次のように述べています。「当社のローターセイルは、すでに燃料消費量と排出ガスを最大25%削減することができますが、NAPA Voyage Optimizationと併用することで、その効果を最大化します。エネルギー転換の課題の大きさを考えると、既に商業的に証明されたソリューションを組み合わせることで、船主は環境規制目標をクリアするだけでなく、それを上回る次のステップに踏み出すことができます。また、現在このようなソリューションを既に活用している船は、より早く脱炭素化することができると考えています。また、燃費実績の格付け精度(CII)スコアを向上させ、ポセイドン原則※4(Poseidon Principles)や海上貨物憲章※5(Sea Cargo Charter)などの指令の要件に影響される船舶金融ポートフォリオをサポートすることができます。NAPA社とのパートナーシップにより、当社のローターセイルから最適な結果を得るためのターンキーソリューションで、お客様への提案を強化できることを誇りに思います。”」 また、NAPA Shipping SolutionsのExecutive Vice PresidentであるPekka Pakkanenは、次のように述べています。「高度な天候ルーティングはすべての船舶に不可欠ですが、特に風力アシスト船には重要です。風力推進ソリューションが多くの外航船舶で現実のものとなりつつある今、当社は、個々の船舶の設計データを考慮し、あらゆる気象条件下で様々なクリーンテックソリューションを完全にモデル化できる航海最適化ソフトウェアによって、これを次のレベルへと推し進めようとしています。これは、当社の数十年にわたる船舶工学と性能モニタリングの専門知識によって可能となったものです。この強力な技術の組み合わせにより、世界中のより多くの企業がサステナビリティの目標を達成できるよう、Norsepower社と協力できることを嬉しく思っています。 ※1 ローターセイル: 風力を活用した推進補助装置 ※2 NAPA Voyage Optimization: NAPA社提供の航海最適化ソルーション ※3 マグナス効果:回転しながら進む物体にその進行方向に対して垂直の力が働く現象 ※4 ポセイドン原則(Poseidon Principles): 2019年6月に気候変動に関する取り組みを船舶融資の意思決定に組み込むためことを原則として発足 ※5 海上貨物憲章(Sea Cargo Charter): 2020年10月に荷主や海運会社が海上貨物輸送に起因するCO2排出量を算出・評価・公表する共通の枠組みを規定することを原則として発足 […]
Read Article4月 7, 2022
IoS-OPコンソーシアム主催の国内船社向けセミナーのプレゼンテーション参加のお知らせ
2022年4月12日(火)に、オンラインにて開催されますIoS-OPコンソーシアム主催の国内船社向けセミナーのプレゼンテーションに参加いたします。本船上への機器設置なしで船舶運航支援情報を提供するNAPA Fleet Intelligenceをはじめとした弊社製品のご紹介をさせていただきます。 本セミナーでは、事例やソリューションをご紹介する講演を録画配信し、リアルタイムにてご質問にお答えします。 詳細は下記の通りとなりますので、ぜひご参加ください。 セミナー名:IoS-OP国内船社向けセミナー 日時:2022年4月12日(火) 13:00 ~ 17:00 主会場:一般財団法人日本海事協会 今治支部(中継会場あり) 視聴会場:東京、横浜、名古屋、神戸、岡山、尾道、広島、長崎、佐世保、函館 参加費:無料 参加方法:ご参加にはサイト(https://www.event-form.jp/event/27866/IoSOP202204)からの事前申込みが必要です。 申込期間:2022/04/05(火) 17:00 まで IoS-OPセミナー PDF:IoS-OP国内船社向けセミナー_リーフレット *株式会社シップデータセンターから転載の許可を得ています。 弊社プレゼンテーション 【脱炭素化】 EEXI/CII規制による現フリートへの影響分析と今後のGHG削減への対応について〜NAPA Fleet Intelligence 日時:2022年4月12日(火)15:50-16:20 講演概要: 世界で就航中の1500隻のばら積み船の実航海データ等を⽤いて、EEXI規制がCO2削減や輸送能⼒に及ぼす影響の分析を⾏い、CIIを改善するための運航アプローチについて考察しました。御社のフリートでも同様の分析が可能です。 皆様のご参加を社員一同、心よりお待ち申し上げます。 本件に関するお問い合わせ先 : Napa Japan 株式会社 TEL: 078-325-2160 / E-MAIL: japan@napa.fi
Read Article3月 23, 2022
NAPAとClassNK、3D船舶設計承認プロセスを支援する新しいデータ連携機能をリリース
データ連携機能の刷新により、設計と船級承認のソフトウェア間での情報の流れがシームレスになり、データ連携工数を30%以上削減するとともに、より効率的な協業が可能となります。 ヘルシンキ、フィンランド – 2022年3月2日 – 海事関連ソフトウェア、サービス、データ解析のリーディングカンパニーであるNAPAと、船級協会の一般財団法人日本海事協会(以下 「ClassNK」)は、船舶設計承認プロセスにおける3Dモデルの活用を支援するために提携いたしました。設計と船級承認のソフトウェア間のデータ共有を合理化することで、3Dモデルに基づく承認の実現に一歩近づきます。設計者、エンジニア、船級協会が一貫した3Dモデルを使用することで、船舶設計においてより効率的な協業が可能となります。 この提携により、NAPAの3D 船舶設計ソフトウェア「NAPA Designer」とClassNKの船体構造設計支援ソフトウェア「PrimeShip-HULL」とのデータ連携が強化されることになります。今後は、中間ファイルを介さず、NAPAのアプリケーションプログラムインターフェース(API)を通じて両システムを直接連携できるようになりました。 このシステム刷新により、データ連携に要する工数を従来から30%以上削減するとともに、連携精度が向上しエラーの発生を抑制することができます。 また、今回の機能刷新により、設計者と船級協会の協業がより効率的になります。PrimeShip-HULLシステムのユーザーは、NAPA Designer上で直接強度計算や算式計算をシームレスに実行できるようになります。また、この計算結果に基づく修正は、NAPA Designerの3Dモデルに直接反映されます。刷新後の機能は、調和CSR(CSR BC & OT)が適用されるばら積貨物船及び油タンカーで利用可能ですが、今後はより多くの船種に対象を広げていく計画です。 NAPA Design Solutions事業部 部長 プロダクトマネージャー Tapio Hulkkonen「船級承認プロセスを含め、船舶設計プロセス全体で3Dモデルを使用することは、船舶設計の未来に必要不可欠な要素です。NAPAでは、すべての関係者が同じ3Dモデルで共同作業できるソリューションを開発しています。2D図面との情報交換に多くの時間とリソースを費やしてきた従来のやり方からの、非常に重要な転換を推進できることを誇りに思っています。 これにより、設計プロセスが効率化し、時間とコストの削減、エラーの低減につながります。設計者やエンジニアがより高性能かつ革新的な船舶の開発に取り組む中、安全基準が強化され続けるこの時代においては、これ以上ないほど重要なことだと思います。」 ClassNK 執行役員 開発本部長 有馬俊朗氏「3D CADシステムの性能向上に伴い、造船業界での3D技術の利用が加速しています。ClassNKは、全関係者間の承認と協業を促すために3Dモデルを前面に押し出した強力なソフトウェア環境によって、この2Dから3Dへの移行を支援することに専心しています。ClassNKは、すべての関係者間の協業と船級承認の効率化を促進するため、3Dモデルを軸にした強力なソフトウェア環境の構築を行うことで、この転換を支援しています。本日の発表は、3Dモデルを用いた船級承認プロセスの促進に関する協業パートナーとのこれまでの共同研究に基づくものであり、当会はこの極めて重要な課題に対する改革の最前線にいることを誇りに思っています。」 NAPAについて NAPAは、30年以上にわたる事業活動を通じ、より安全でスマートかつ持続可能な海事産業の実現を支援するためのソフトウェア、サービス、データ解析のグローバルリーダーとして成長してきました。 NAPAグループは、ヨーロッパ、アジア、アメリカの10カ国に190名の従業員を擁し、グローバルに事業を展開しています。現在、420社の顧客企業がNAPAの船舶設計ソリューションを採用し、約3,000隻の船舶にNAPAが搭載されています。また、クラウドベースの運航支援サービスの加入者は年々増加しています。 詳細は、www.napa.fi/ja をご覧ください。 ClassNKについて ClassNKは、1899年に設立された、より安全でクリーンな海を目指す船級協会です。船舶や海洋構造物の検査・承認、110以上の旗国の代替承認、ISO等の国際規格に沿ったマネジメントシステム認証など、多様な技術サービスを提供しています。 詳細は、www.classnk.com/hp/ja/ をご覧ください。 本件に関するお問い合わせ先:
Read Article3月 2, 2022