Skip to content

NAPA Studios

専門知識と協働を通じて、イノベーションを価値のあるものへ

お問い合わせ

人々、技術、アイデア、専門知識をつなげる、
NAPA Studios

NAPA Studios では、海事産業が直面する船舶設計と運航上の様々な課題に対して、新たなデータに基づいた知見を提供し、業界横断的なパートナーシップの促進を目指します

この取り組みは、NAPAの広範囲にわたるデジタル技術と海事専門知識を活用して、船舶のエネルギー転換を含むいくつかの重要な課題の解決を支援するものです。

NAPA Studios approach

Creating customized solutions

Showcasing future-proven digital solutions backed by extensive, proven experience covering the whole lifecycle of a vessel – from the shipyard to the sea.

Providing proven technology and innovation

Providing fresh perspectives and discovering opportunities to turn innovation into proven value and lasting success.

Strengthening collaboration and partnerships

Building and strengthening relationships between maritime stakeholders spanning shipyards, owners, operators, charterers, ports, financiers and insurers to form new innovative frameworks for successful business models.

Supporting customers with their business goals

Empowering our customers to achieve their goals and to meet and exceed their expectations. Creating lasting, tangible value to boost their business further.

NAPA Studios projects

NAPA Studiosは、独自の専門知識と技術に基づき、船主、傭船者、造船所、船級だけでなく、金融機関や保険会社などからのデータと業界の専門知識を集結させ、新技術や契約の実用的な影響についての理解を深め、ネットゼロへの移行に必要とされる新技術と運用の枠組みを開発する共同プロジェクトを推進しています。

さらに、NAPA Studios は、NAPA の設計と運航の高度なソフトウェア、パフォーマンスモデル、デジタルツインおよびシミュレーションツール開発の知見を活かし、造船所、船主、用船者、およびその他のサプライチェーン関係者と直接協力して、個別にプロジェクトを調整し推進します。

風力アシスト船の共同シミュレーション・プロジェクトで最大28%の排出削減を実証

事例:どの省エネ技術を使用すべきでしょうか、そして投資利益率(ROI)はどれくらいになるでしょうか

  • NAPA、住友重機械マリンエンジニアリング、Norsepower社は共同研究を実施し、風力推進装置と航海最適化システムを組み合わせることで、約 28% の CO₂ 排出量削減効果があるということが分かりました。
  • そのうち NAPA Voyage Optimization 単独によるCO₂排出削減効果は、約 12% となりました。
  • この共同シミュレーションプロジェクトでは、風力推進装置を搭載した船舶に対して、デジタル・ツインを作成して特定の海域におけるタンカーの性能をシミュレーションし、NAPAの船舶性能モデリングおよび航海シミュレーション解析技術の知見を活用し、燃料とCO₂排出量の削減効果を推定しました。

NAPA Fleet Intelligence技術を用いたESD(省エネ装置)の効果を検証するための航海シミュレーション例

続きを読む

NAPA Voyage Optimizationによる船舶のCIIスコア改善と燃料消費の削減

事例:船舶性能モデルと運航データの併用による、CO₂排出量削減と燃費実績格付CII の向上

  • 丸紅とClassNKとの共同研究において、クラウド上のNAPA Fleet Intelligence船舶実海域性能モデルを利⽤した⾼精度の航海シミュレーション機能により、丸紅が保有運航するばら積船の2021 年の全航海データ、気象海象データから、航海最適化アプローチによる燃料消費量、CO₂ 排出量、燃費実績格付CII の改善効果を算出しました。
  • 燃料消費量とCO₂  排出量を最⼤で7.3%削減しました。
続きを読む

クラウドベースのNavigational Risk Monitoring開発への取り組み

事例:船舶運航の安全性をさらに向上させるためのデータサイエンスモデルの活用とコラボレーション

  • 商船三井、ClassNK、NAPAは、船舶の運航、安全航路、航海リスク分析に関する3社のノウハウを結集し、事前に座礁を含む航海リスクを予測し、そのリスク情報を陸上側の運航管理者に通知することで、陸上側からの本船に対する注意喚起の機会を増やすソリューションを共同開発し、商船三井の700隻以上の船舶に導入しました。
  • 本システムはNAPAが提供するクラウドベースの船舶管理プラットフォーム「NAPA Fleet Intelligence」を基盤とし、船舶運航に関する船位や本船データ、水深情報、海図情報等様々な情報をNAPAの持つ既存データと連携の上、座礁を始めとしたリスクを検知し、運航に携わる陸上のメンバーへ通知することで、事故の予防・低減を図ります。
  • このコラボレーションは、海運業界のデジタル・イノベーターが協業して重要な安全上の課題に取り組み、航海の安全性と効率性を向上させる方法を実証しています。
続きを読む

Blue Visby、脱炭素化を目指す共同プロジェクト

事例:協力のためのフレームワーク

  • NAPAは、”Sail Fast, Then Wait”(速く航走して、沖待ち)の課題に取り組むための技術的および契約上のプラットフォームを提供するBlue Visby Solutionの共同設立メンバーです。
  • Blue Visby Solutionは、丸紅のガスおよびケミカルタンカーの船舶に関する研究で確認されたように、海上輸送に伴うCO₂排出量を平均15%削減することが可能です。
  • Blue Visbyの契約およびデジタルソリューションは、到着を最適化し、船舶が商業的なパフォーマンスに影響を与えることなく速度およびCO₂排出量を削減できるように支援します。
  • Blue Visbyコンソーシアムは、NAPAと国際海事法律事務所Stephenson Harwood LLP, によって共同でコーディネートし、海運業界、政府、船級協会、コンサルタント会社、金融機関、環境団体、および学術機関など、バリューチェーン全体で重要な海運関係者が参加しています。
続きを読む

船舶の建造から航海まで

NAPA Studiosは、船舶の設計ソフトウェア運用安全性、効率のためのデジタルソリューションなどの専門知識を駆使して、パートナーシップを広げながら新たなソリューションを開発し、この取り組みをさらに高めていきます。

流体力学、復原性、船体設計、構造設計に加え、船隊管理、性能監視、最適化、安全性、データ解析など、35年にわたる海事業界での経験と技術により、造船所から海上まで、船舶のライフサイクル全体をカバーする独自の強みを発揮します。

この専門知識と洞察力を活かして、金融、保険、政府、荷主をはじめとするすべての主要な海事関係者との連携を強化し、顧客、海運業界、地球に確かな価値と持続可能な成功を提供します。

関連するニュース